【2018開催レポ】34.新感覚の押し花 フレーム作り

【開催日時】11月20日(火)10:00~11:30

【開催場所】

アトリエウインドフラワー

蟹甲町自宅敷地内の専用アトリエです

【案内人】  近藤 容子

 

お花に携わっている方、またそうでない方も・・・ご存知ですね!

昨年辺りから大流行中の

「フラワーハーバリウム」

いわゆる植物のオイル標本なんですが・・

装飾品として雑貨屋さんなんかで、お洒落に加工された作品が店頭に沢山並んでいますよね。

単発のレッスンを受けられた方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

今や商品としても習い事としても定番化の域に達しつつあります。

今年も流行は続いていますが、その形や技法は本当に多岐化してきました。

私自身もお花界に長く身を置いていますので、日々進化するフラワーハーバリウムを見てきましたが、様々な工夫・高い技術・新しい素材を取り入れ、オリジナリティ溢れた作品がどんどん世に出ています。

 

そんな中・・・

今回のまちミル博で出会った斬新なハーバリウムが

ドリームフラワーフラードオブジェ

ハーバリウムってやっぱりガラス瓶に入ってるのが主流

これは額に入ってる❗?❗

どーなってるの?

素材は押し花??

どーやって作るの?

 

好奇心旺盛なアラフィフの心?をくすぐりまくりですっ

では、早速ご紹介しましょう~

 

まず準備されていたのは押し花作家の先生が作ってくださった素敵な押し花と額装のキット箱と道具類

 

開けてみました~

シルバーのラメ入りのカッコいい額とハーバリウム用のジッパー袋などなど作品に必要な材料が入っていました

 

お花可愛い~?

お気づきでしょうか?

お花の色鮮やかさ・・・さすが押し花のプロ!

普通に乾燥させたらこんな色合いにはなりませんよね・・・瑞々しくてビックリ?‼

 

キットのオーガンジーを用意し

押し花達を思うままに配置、デザイン決めしていきます

この方は押し花教室の生徒さんなので、自作の押し花を使用されています

つる物の表現がどう出るか楽しみ~?

ここで注意するのが、限りなく平面に近い形のハーバリウムなので

押し花同士を沢山重ねてしまうと

この額ハーバリウムの醍醐味である、透け感が失われてしまいます

アート界で重要とされている空白の美✨

を念頭に置いて、欲張らないようにしましょう笑っ

 

配置を決めたら下に張り付かないよう保護紙を敷いて、お花をボンドで留めます

ボンドは作品の仕上がりに影響するので必要最低限

お花なら裏側の中心にほんの少し

葉や長めの素材は裏側2ヶ所ほど留めればOKです!

デザインを崩さないように下になっているお花から順に留めます

 

押し花は大変デリケートな素材なので先の平らになったピンセットで、優しく丁寧に扱ってくださいね~?

 

この方も押し花教室の生徒さん

ご自分の押し花に英文字の素材も使用されていました!

これもどう効いてくるのか楽しみです?

 

ボンドが乾くのを待つ間に

近藤先生が額の加工の説明をされています

 

近藤先生は活け花、押し花、レカンフラワー、フレンチデコ、キャンドル等様々な資格をお持ちです!

アトリエにも色んな作品がありました?

押し花歴は26年❗

そして多才ですよね~✨✨✨

ウィンドフラワーでは沢山の事が学べます!!私も通いたい?

押し花をメインにずっとやられてるので、息抜きに他の事がしたくなるそうです笑

 

アート界には本当に多角方面でご活躍される多才な方が多い気がします・・・息抜きの創作や日常の体験もすべて刺激とし、糧にして、また新しい作品を生み出す事に繋がるのでしょうか?

とすれば、結局1本の道を極めて行くからこそ・・・情報のアンテナが高くなり、自然に多才になるのかもしれませんね?

 

さて

作品作りに戻りましょう~

シルバーの額の裏側を押さえる紙製の枠にも素敵な模様が

額を立てるパーツを通す穴を開け

位置決めします

裏側から専用両面テープを張り

作品を入れる専用のジッパー袋の口を開封します

 

紙に作品を挟み

袋の口から入れます

下1㎝の所で押さえて紙だけ引っ張り出します

紙を抜いたら、ずれないように中でセロハンテープを使って留めます

 

あ、どこか手の空いた時に

ガラス面を綺麗に拭いておきましょう!

 

さあ、最終行程に入ります?

フラートオイルを注ぎます

ハーバリウム用のオイルは現在沢山のものが出回っていますが、近藤先生は、とても安全性の高いドリームフラワーのフラートオイルを使用されています

 

近藤先生に押し花を始めたきっかけと作品や活動への思いをお伺いしてみました☝

「真剣に生け花に取り組んでいた時に大先輩が押し花 の展示会をされ、あまりにも美しい押し花に衝撃を受け、これを生け花の中でオブジェなどに活用出来ないかと思ったことがきっかけでした。
四季を敏感に感じながら、可憐な花、自分で育てた花…など身近にある植物を出来るだけ使って、作品作りに取り組んでいきたいと思っています。
好きを仕事にしよう!と仲間と今まで頑張ってきました。
この仕事についたことによって、本当にたくさんの方々とご縁ができ、仲間、友達、生徒さんなどお知り合いが出来ました。
これからも押し花の普及に努めながら、新たな出会いを楽しみにしています。」

とおっしゃられてました

 

近藤先生、初めましてでも、とても気さくで癒し系オーラの持ち主

品のある優しいお人柄が、姿に表れている素敵な方です?

説明もとっても解りやすくて丁寧

オイルを入れた後の密封の仕方を実演

ここは重要な行程なので丁寧に少しづつ進めます

密封し酸素と水分を遮断することで、お花の美しさをより長く保てます

最長20年もつそうです?

しっかりとジッパー部分を閉じ

口の部分を消毒剤を含ませた綿棒でお掃除

低温のアイロンで更に圧着します

額のガラス部分と作品の位置確認をしてから、セロハンテープでずれないように留めます

両面テープを対角線の角2ヶ所だけ少し剥がします

取材に追われて私ここの説明を聞き逃し

四つ角すべて剥がして貼ってしまい

すぐに近藤先生が気付いて修正・・・粘着性の高いテープなので、2ヶ所にしておかないと後々の微調整がきかなくなってしまうそうです

間に合って良かった~

裏台紙を表の額と貼り合わせ

両面テープの紙をそーっと引き抜き

立てるパーツを取り付けたら・・・

完成?????

背面からの光を受けて、とても素敵な作品が誕生しました~

素材の違い、デザインの違いで様々な個性が溢れています❗

ひと味違ったハーバリウム作品をお部屋に飾って楽しみませんか?

11/29(木)11/30(金)にも講座開講されます

お申し込みはこちら↓↓↓

https://machimiru-haku.com/events/108

 

また、毎年開催される

近藤容子グループ作品展

この11月22日(木)から26(月)まで

5日間開催されています↓↓↓

皆様ご存知、森の響ギャラリー↓↓↓

で素敵な作品達が御待ちしてます

是非、足を運んでみて下さいね❤