【2018開催レポ】74. “思春期”&”子どもの睡眠”のお話会 ~思春期のお話~

開催日: 2018年11月23日(金・祝)10:00~12:00

場所: NPO法人愛知シュタイナー学園

案内人: 右田彩子さん 他 愛知シュタイナー学園教員会
全世界で1000校、日本で7校の全日制シュタイナー学校の教員。子どもたちが学ぶのが楽しくて仕方がないユニークなカリキュラムのシュタイナー学校で、教育に情熱を注ぐ熱い教員たち。

 

● 愛知シュタイナー学園とは:

愛知シュタイナー学園は、全日制シュタイナー学校の設立を望む親や教師の集まりから生まれました。シュタイナー教育独自のカリキュラムに基づいた学校教育を月曜から金曜まで毎日行っている愛知で唯一の全日制シュタイナー学校です。

● シュタイナー教育とは:

シュタイナー教育は、ルドルフ・シュタイナー(1861〜1925)の人間観、教育理念に基づいています。最初の学校の名前にちなんで、ヴァルドルフ教育とも呼ばれています。
この世界の美しさ、不思議さに驚き、人間の気高さに打たれ、あこがれに胸を熱くしながら、学ぶ喜びを実感していく子どもたち。子ども一人ひとりを愛情と畏敬の念を持って見つめ、発達段階にあわせて全人的な働きかけを続けていく教師たち。その営みを通して、既存の権威や価値観にとらわれず、自らがなすべきことを内発的に考え、判断し、実行できる「真に自由な人間」を育てることを目指していることから、「自由への教育」と呼ばれています。

(愛知シュタイナー学園HPより抜粋 → HP )

日進市笠寺山の静かな丘の上にある、愛知シュタイナー学園。

アットホームな校舎と自然豊かなお庭で、日々子どもたちは学んでいます。

会場には、子どもたちが実際に使っているノートが展示されていました。

シュタイナー学校では、いわゆる「教科書」は使いません。

子どもたちは、すべて手書きでノートに書き込み、自分だけの教科書を作っていくのです。

色とりどりに書かれたノートは、それは美しく、興味深い学びに満ちていました!

 

この日の”思春期”&”子どもの睡眠”のお話会と題されたプログラム、午前中は「思春期のお話」でした。

子育てにおいて「思春期」は、親にとっても子供にとっても、ちょっと厄介なもの、というイメージがありますよね。実際に、子育ての先輩方からも、「大変だった~」というお話はよく聞きます。

そんな思春期子育てのヒントを求めて、シュタイナー学園に子供さんを通わせていらっしゃる保護者の皆さんも含め、たくさんの方が会場に集まっていらっしゃいました。

 

お話しして下さったのは、

輿石祥三 氏

1953年東京生まれ。東京大学文学部卒業。学習塾講師として働いた後、渡独。ドイツにてシュタイナー教員養成講座、キリスト者共同体自由大学に学ぶ。

柔らかでユーモアあふれる語り口で、始終和やかにお話が進みました。

まずは、ご自身のことやシュタイナー教育の歴史や意義などをお話し下さった後に、いよいよシュタイナー教育的観点からの「思春期」のお話しに進みます。

・・・・・・

・思春期とは、いつなのか?→子どもが言うことを聞かなくなったら。

・生まれてから~の子どもは天使のような存在、大人に従順で周囲の支えて生きている。時に周囲に対して自分を表現しながらも(反抗期)。

・9~10才くらいに、変化が現れる。

・自分を持ち。「責任を取れる」人になることが、人の成長の目標。

・「責任」がない子ども時代~さまざまな節目を通り、成長していく。男女の差が出て、閉じられた人格ができる。

・思春期とは、10才~18才くらい。だいたい第二次性徴に重なるが、身体だけでなく、心・精神の成長も大切。

・「思考」「感情」「意志」を育てることが大切。「自我」(=人からは見えない自分自身)を育てることが、教育の目的。

・自我=自分をしっかり持っていれば、何があっても自分を保つことができる(平常心)。

・思春期=子供時代の終わり は、人生で最も大切な節目。昔は、特別に扱い、儀式などをしていた。

ex) 日本での「元服」など

現代はその風習がなくなっているが、本当は子どもはやって欲しいと思っている。

シュタイナー教育では、子どものために、「元服」に変わる現代的な儀式を行っている。

・思春期=子供時代を終わろうとする子どもたちに対する、大人の心構えは、「今がとても大切!」という自覚を持ってもらうこと。私たち大人は、今までは君を導いてきたけれど、今後はそうできなくなる、と。

・子供が思春期で手に負えない!と思っても、それは子どもにとって乗り越えるべき大切な時期。それが終われば、その子の本当の姿が現れると信じて、見守りましょう。クリスマスを待ちわびる、アドヴェント(クリスマスまでの4週間の時期のこと)のように。

・子供は「見てくれている」と必ず感じているので、心を向けてあげて欲しい。

・・・・・・・・・

主なポイントのみの箇条書きとなりましたが、様々な例を挙げて下さったり、シュタイナー教育独自の興味深い観点を交えながらの、とても深いお話でした。

 

実は私自身も、そろそろ思春期に突入?という年齢の子どもを持つ母親の一人ですが、このお話を聞いた後は、なんだか思春期が楽しみになってきました(^^)

お話の後は、保護者の方の手作りオーガニックスイーツで、質問タイム。

とある保護者の方は、

「思春期アドベント、楽しみになってきた~」とおっしゃっていました。

今や世界中に広がるシュタイナー教育は、来年度100周年を迎えます。→ こちら のサイトの下部の動画を、是非ご覧になってみて下さいね。

 

NPO法人愛知シュタイナー学園

〒470-0115 愛知県 日進市 折戸町笠寺山42-13

HPは → こちら

 

 

 

 

この記事を書いた人

asako
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まちミル博覧会 取材ボランティアスタッフ です。
私自身も、まちミル博覧会のパートナーで、以下のプログラムを開催します。
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#71 親子で楽しむ♪1日だけの森のようちえん・森のがっこう
#73 英語入門一歩手前!日本語と英語の紙芝居