2022年11月11日(金曜)
案内人:岡田共栄さん
場所:案内人 自宅
皆さんは、自分でパンを作ったことはありますか?
作ったことある方は、ご存じだと思いますが、
多くの場合は、パンをふっくらさせるために粉末のドライイーストを使いますね
もし、それが必要なくて、
しかも、
小麦粉と、塩と、水だけでできると聞いたら???
そんな魔法のようなパンの作り方の体験ができる、というのが本日の講座です。
「サワードウ」って、耳慣れない言葉ですね。
「ライ麦粉や小麦粉に水を混ぜる」だけで5~10日繰り返して完成させる、発酵種のことです。
???
頭にハテナが浮かびますよね。
小麦粉に、水を混ぜるだけで、発酵するの???
小麦粉には、元々常在菌が付着していて、水を加えることにより増殖し始め・・・
難しいことは横において、早速作り方を教えていただきましょう!
今回は、2時間の講座ということで、岡田さんは、焼くところから作業できるように、
事前に準備をしておいてくださいました。
こちらが、本日の主役の「サワードウ」です!
輪ゴムがかかっているの、わかりますか?
強力粉と水を混ぜた時点では、輪ゴムの位置までしかなかったのに、
その後の発酵によって2倍以上に膨れ上がっていますね。
時間内に作業できるよう、既に発酵まですませておいた生地に、
小麦粉をふりかけ、ボールから取り出します。
取り出した生地は、赤ちゃんのほっぺのようにスベスベ☆
ここに、クープナイフで、切れ込みを入れます。
切れ込みの模様は、自由自在!
思い思いの方の切れ込みを入れます。
(僕も興味津々だよ、ママにお星さまを描いてもらったよ!)
サワードウブレッドをうまく焼くためにはコツがあるそうです。
その一つが、オーブンに入れる際に、
厚手の鍋に入れて焼くこと。
蒸気を閉じ止めて焼くことで、ふっくらと、外の皮がカリっと仕上がるのだそうです。
オーブンに入れて、所定の時間、焼きます。(思ったより短い時間でした)
その間に、先に焼いておいてくださったパンを、試食させていただきました。
ほれぼれするような焼き上がりですね!
きめ細やかな気泡で、理想的な焼き上がり!!
日進市のシャルトゥキュリ・コイデさんの
ハムやパテも添えていただき、もーーー最高!!
まずは、何もつけずそのままで、もぐもぐ。
うーん、なんともおいしい。。。
そのあとは、岡田さんおすすめのお塩、バター、あんこ、チーズ。
どれを塗っても、パンが、それらの味を引き立て、
絶妙なマリアージュです。
実食し、そのおいしさを体感したら、最後に、こね方を教わりました。
サワードウ種を、水に入れ、溶いたら、分量の小麦粉を混ぜます。
混ぜたら、グーっと伸ばした生地を半分に折る、向きを変えて、折る、、、を繰り返したら、下準備は完了!
あっけないほど簡単!
後は、冷蔵庫で、7時間以上発酵させます。
このサワードウ種は、日本でいうところのぬか床のようなもの。
手入れさえしっかりしていけば、ずっと使い続けていけるのです。
岡田さんは、元々理系の仕事に携わっていらっしゃり、関心を寄せたものには、とことん向き合い、
じっくり、丁寧に研究していく姿勢をお持ちです。
今は、パン作り(微生物の培養)に夢中の様子。
どんどん出来上がるパンを、ご近所に配ったり、
専門家のアドバイスを請うて、さらに向上させたり。
今回、ご参加の皆様は、ふたを開けてみたら、ご近所の同志の方がいたりして、
講座の後も、おしゃべりに花が咲いていました。
美味しいものを介して、お友達が増えていくって、
本当に素敵で、幸せなことですね!
この記事を書いた人
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まちミル博覧会 応援スタッフ
好きな食べ物:しいたけ
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