【開催日時】2022年10月23日(日)
【開催場所】なの花薬局梅森台店 日進市梅森台3丁目114
【案内人】梅田美絵(薬剤師)
皆さん、薬膳茶と聞くとなんだか難しそうなイメージがありませんか?
「薬?漢方…?」
「なんだか体には良さそうだけど、ちょっと敷居が高そうだわ…」
そんな声が聞こえてきそうですね。
私も取材に行くまでは、そんなイメージでした。
「体にいい、すごい苦いお茶…なんだろうな…」
でも実際取材をしてみると、当初の印象とは全く違ったんです!
薬膳茶ってとっても始めやすいし、楽しいし、香りもよくっておしゃれ!
なんですよ。意外でしょ?
優雅な大人のご趣味であそばせ。
そんな薬膳茶の体験会が行われたのは、梅森台にある、なの花薬局さんです。
普段からお世話になっている日進市民さんもいるのではないでしょうか。
まず薬局が会場?と少し不思議でしたが、何を隠そう講師の梅田さんは薬剤師さん。
薬の専門家です。説得力が違いますね。
薬膳茶実習の前に、梅田さんから薬膳茶の歴史や特徴について学びます。
「東洋医学に分類される中医学が薬膳茶のルーツで陰陽五行の概念と合わさって…」というような!少し難しいお話も、
パワーポイントのスライドや資料を用いて、カジュアルにそしてインタレスティングにご説明をされていました。
なによりも講師の梅田さん自身がとても勉強をされているのが伝わってくる、そんな座学が印象的です。
一方的な説明ではなく、コミュニケーションをとりながら進行し、梅田さんのお人柄もあり和気あいあいと、ほのぼのとした雰囲気がとても良かったです。
自身の体質を知り自然物のエネルギーを素直に体に取り入れる、という考え(ざっくりいうとそういうことだと認識しています!)、
が根底にある薬膳茶ですので、座学の最後には自身の体質を知るチェックシートが配布され、参加者は皆真剣に解答をしていました。
(改めて自身の体質が知れるのってともて良いですよね。私も知りたいです。)
座学が終わり、自身の体質を把握したらいよいよ薬膳茶実習です。
梅田さんがご用意した約20種類もの生薬・食薬が配られ、それらの効能を見ながら自分自身にあった薬膳茶を作っていきます…。
…とここまで読み進めた皆さん、座学らへんがちょっとムズイよ…と思ってますよね。気持ちは分かります。
確かにそうなんです。座学は勉強ですから、多少抵抗があります。
しかしながら私が実感した薬膳茶のすばらしさはここからです。
添付している写真にもあるように、薬膳茶に用いる素材たちがいいんです!
かわいいしきれいだし、なんだか集めたくなります!
しかも意外と手に入りやすいという…ヨモギなんてそのへんに生えてるやつでもいいし!みかんの皮を乾燥させても使えるの!
どれを組み合わせてお茶を作ろうか…なんて悩むの楽しいじゃないですか。
効くとか効かないとか、それはひとまず置いておいて、きれいでいい香りのものを組み合わせて楽しみましょうよ!
薬膳茶への入り口はそれでいいんです!(こんなこと言うと怒られそうですが、実際そのようなことも仰ってましたし!笑)
とすみません、取り乱しましたが、ほんとにそうなんです。
いい感じに組み合わせれば、もはやハーバリウムですよ。そのままおうちに飾れそうなくらい。
しかも生薬をグラスに入れてお湯を注ぎ少し待つだけで飲めるという手軽さ。(全部が全部そうではないので、誤解されないように。)
当初のイメージが、「高麗人参と何かをすり鉢ですり、煮込んで煎じてから飲む…」みたいな状態でしたので、いい意味でとても驚きました。
参加者の皆さんも、効能も大事だけど見た目も重視して…とオリジナルの薬膳茶を作っていましたよ。
とは言え、効能もいろいろですので、体調や体質にあったものを選ぶことは大切だと思います。(そのためにも勉強は必要。)
ですが想像よりもはるかに自由で楽しい薬膳茶体験でした。
最後に皆さん想像してみてください。
友人が自宅に遊びに来た際、
自分「最近体調どう?」
友人「うーん、手足が冷たくって気になってるの」
自分「あー体の冷えに聞くお茶、作るよ」
…ハーバリウムのようなおしゃれな薬膳茶を出す。
友人「え、めちゃくちゃおしゃれ!すごい!」
自分「そうかしら?…(どや顔)」
みたいな未来、見えませんか?
大人のご趣味に薬膳茶、おすすめです。
この記事を書いた人
-
日進市を拠点にフォトグラファーとして活動しています!
商業写真撮影を行う傍ら、出張写真館としてイベント出店や撮影会を行ったり、写真作品を販売したりもしています。
「写真には人生を豊かにする力がある!」
どうぞよろしくお願いします。