【2021開催】60.あこがれの空の下~教科書のない小学校の一年~

2021年10月17日(日)

場所:ワンダースクエアドリームズ roomA・B・C

案内人:LaCLo (ラクロ) /NPO法人Earth as Mother

上映した映画:あこがれの空の下~教科書のない小学校の一年~

 

 

小学校時代を振り返ると、一番に思い出すものは何ですか?

校庭、運動会、通知表・・・

 

その中には、きっと始業のチャイムも含まれているのでは?

 

その「チャイム」がない学校があるんです。

 

「主人公は子どもたち」を掲げた和光小学校一年をまとめた

ドキュメンタリー映画の上映会が開催されました。

 

 

映画の上映に先立ち、主催の一人であるLaCLo (ラクロ)の黒田忠晃さんから、お話がありました。

 

「今日、この映画を見終わったら、どんな気づきや学びがあったらいいでしょうか?」

えっ?映画を見る前に、見た後のことを考えておくの?

 

ちょっと意外な質問に感じましたが、実はこれは黒田さんの専門である

コーチングの指導法の一つでもある、

ゴールを自ら設定する、という行為でもあるのです。

 

このように、自らゴールを設定することにより、

人間は、目標に関する情報を集めやすくなるのだそうです。

 

漠然と鑑賞するのとでは、大きく異なりますね。

 

お集まりくださった皆様には、

数人ずつでグループになっていただき、

自己紹介タイム。

 

 

皆様は、この映画から、何を学びたいのでしょうね。

 

いよいよ映画のスタートです。

 

 

和光小学校の春夏秋冬が、時に淡々と、時にアクシデントが起こり、綴られています。

 

和光小学校では、「なんでも話す」という校風があります。

自分の気持ちを伝えることが楽しい、という雰囲気があります。

 

 

和光小学校では、「ルールは自分たちで決める」というルールがあります。

先生や、学校が、勝手に作るのではなく、

こんなことに困っているから、こうしよう!と自分たちで提案して決めていくのです。

 

 

 

 

映画を見たあと、次のような問いについて考えて、 最初と同じように共有しました。

 

 

●映画を見た感想 :

・今でもこのような学校が残っていたんだなと驚いた。

・先生が、なぜ学ぶのかと言うことをきちんと子どもに伝えているように感じる。

・子どもが納得してそこにいるように見えた。

・先生たちみんなに責任感がある。

 

 

●どんなところに子どもの力を感じますか? :

・子どもは大人が気づかないようなことによく気がつく。

・子どもは学んだことをすぐに吸収する。習得も早い。

・単純に、子どもに触れていると癒される。

 

 

●持続可能な教育のためにどう言うことが大切ですか :

・子どもが育つ上で「体験」がとても大事。

・ルールをつくり過ぎない方がいい。今はルールが多すぎる。自分で考える力を。

・大人が子どもの話をきちんと聞く。「大人が教える、子どもが教わる」ではなく、一緒に場を作っていくと言う気持ちで接するのがいいと思う。

 

皆さん、同じ映画を観ても、それぞれの感想をお持ちでした。

 

 

この映画をきっかけに、

子どもたちが育つ環境にについて、

今一度、考えて、そして、自分にできることを取り組んでみたいものですね。

 

案内人のLaCLo (ラクロ)黒田さんや、

NPO法人Earth as Motherさんでは、

日進市及び近郊で、

様々な活動をされています。

 

ぜひ、今後の活動もチェックしてみてくださいね。

 

LaCLo(ラクロ)黒田さんのHPはこちら

NPO法人Earth as MotherさんのHPはこちら