開催日:2019年10月27日(日)
場所:愛知シュタイナー学園(日進市折戸町笠寺山42-13)
案内人:愛知シュタイナー学園 保護者と教員
世界で約1000校、日本でも10校ほどにひろがっているシュタイナー学校。
そこでは、学ぶ喜びにあふれた子どもたちと その学びの日々を支える保護者と教員たちが活動しています。
愛知シュタイナー学園とは?シュタイナー教育って?
去年の講座のブログに分かりやすく紹介があります。ご参照ください。
シュタイナ教育についてはこちら
https://blog.machimiru-haku.com/2018/11/27/
シュタイナー教育100周年 お茶と手作りお菓子付き茶話会♪
日進の地で12年― 愛知シュタイナー学園の新校舎でシュタイナー教育について話そう。
この日体験授業も開催しました。先日開催した、
「73 子どもと大人のためのシュタイナー学校の体験授業」のブログもご覧ください。
https://blog.machimiru-haku.com/2019/10/10/
日進図書館から、南に少し歩いた日進市折戸町笠寺山にNPO法人愛知県シュタイナー学園があります。
前から、気になっていたこの場所に、今回ブログスタッフとしてはじめて中に入りました。
ちょっと時間より早く着いたので受付をしている高校生の親御さんと話をして
学園のことや高等部もあることを聞き、学園の中へ。
最初に手づくりお菓子とお茶が配られ、リラックスした雰囲気の中で茶話会がスタートしました。
最初にこどもたちの体験授業の様子から話が始まりました。
茶話会では、こんな話がでました。
*こどもたちが普段は、習い事で頭でっかちになっているが
ここにくるともっと大切な大事なものがありいい体験ができる。
*学びが少ないイメージがある。
⇒導入をすごく大切にしている。たとえば、三角や楕円を学ぶときは街中でを探すとか。
街にいろいろあることを知ってもらったり。最初の1年生はゆっくり学んでいく。
公立中学(7年生)から編入した子がいるが、まだ学んでないことも多くみんなより宿題が1.3倍ぐらいある。
でもみんなが出来るから、自分も出来るようになりたいという気持ちになるようです。
年齢にあった学習がここにある。
*人間社会なのでいじめもある。学校へ行きたくないというほどのことはないが。
ただ、いじめが起こったとしても長くここにいるので他人事ではいられない。
阿吽の呼吸。時間が解決する。こどもたちのありようがかわる。そこで逃げないでいけば解決する。
*ここでは、習い事とかにいかなくてもここだけの学びだけで十分。もっと学びたいことに対して学びのサポートもしている。
*導入を大切にしている。低学年では、図鑑は見せない。これを入れると4年生の動物学で先入観が入ってきけなくなる。
イメージを膨らませてその動物のありようを伝える。
*ひとつの答えにいくつものやり方があることを教える。
たとえば、算数で答えを出すやり方はたくさんあることを教える。
問題解決、やりたいこと、右脳、左脳のバランス。数学の感覚身につける。
*入学式に直線と曲線をおしえる。この世界は、直線と曲線で出来ていることを知ってもらう。
ひらがな、数字を毎日ひとつずつ教える。質を味わいながらゆっくり文字や数字を大事にする。
初日にどうして学校に行くか?長い年月かけて学ぶか?をつたえる。
*ひらがなだけでなく、漢字から教えることもある。毎日一文字づつ。絵が出てくる 日、山、田などから教える。
+-×÷を一気におしえて四つの性質を教える。
*大きくなったら何になりたいか?大人が聞くが、親に言わせられてる?何のために聞く?
⇒ここでは、こどもに聞かない。4年生でその道のプロにあわせることをやる。
10年生に職業実習がある。興味ある仕事を調べて3週間実習にいく。
こどもたちに判断させるのは、6年生ぐらいになってから。好き嫌いでなく、原因と結果で判断できる年になってから。
*学校が終わったあとは、平日は学童がある。17時30分まで。みんなで遊ぶ。
早い就寝を勧めてる。6,7年生までは、20時に布団に入るように。しっかり休すめて学びに向かえるように。7年生から部活もある。
今回、1時間の茶話会の内容をブログでうまくお伝えできないのが残念ですが、私自身こどもたちと関わることも多くとても勉強になる茶話会でした。
また機会があれば、愛知シュタイナー学園に行って子供たちの姿を見てみたいと思いました。
この記事を書いた人
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まちミル博覧会取材スタッフ
なごやネイチャーゲームの会 運営委員長
日進fb交流会
好きなもの:自然の中で遊ぶこと、ギターを弾いて歌うこと などなど