【2019開催】60.お家でかんたん温熱療法

2019年10月27日(日)

場所:あいあいの家 リビングサポートあいあいの家さんのHPはこちら

 

日進市役所から、車で数分の場所に、あいあいの家はあります。

 

高齢者の通所施設であり、

障害を持ったお子様の放課後デイサービス施設であり、

いつでもだれでも立ち寄れるカフェ&キッチンがある、

幅広く、地域の皆様の生活をサポートしてくれる、そんな場所です。

 

   

今日は、高齢者のサポートなさっている原 美和さんによる温熱療法の講座です。

温熱療法って、何か特別な器具を使用するのかしら???

 

あれっ?見たことあるものが、、、

原さんの推奨する温熱療法は、和裁用のコテを使用します。

普通のアイロンとの違いは、

・スチームが出ないこと(やけどするのでスチームは絶対NGです!)

・サイズが小ぶりなので、扱いやすいこと

 

 

せっかくここにお越しいただいたのですから、少しゆっくりしてくださいね~

はい、どうぞ!

 

 

なんだかよい香りがします。

これは、乾燥よもぎと塩がはいった枕のようなものです。

おしぼり用温熱器に入れてあったので、

じんわりあったかい~

香りと温かさで、

皆さんすっかりリラックスされたよう。

温熱療法の前に、全身のリンパの巡りをよくする金魚体操をしますね。

 

横になってください。

原さんが、足先に触れ、参加者さんの頭の方に向かって、ゆっくり揺らします。

ゆったりスピードが良いですか?

それとも、すこし小刻みな方がお好きですか?

 

次は、足先を肩幅に開いて、足の甲を摩ります。

人の手も、十分暖かいのですよ。

昔から、「手当て」といいますでしょ?

 

次は足の指を一本ずつ掴み、左右にゆらゆらと揺らします。

次は、施術者である自分の手の平を摩り合わせて、手の平の暖かさを

お膝にじんわり伝えます。

 

次は、施術者は座る場所を変えます。

寝てる方の右足の横に座ります。

 

両親指を持って、施術者の膝の上に載せます。

最初は、これぐらいの位置に。

自分の腿で、寝てる方のふくらはぎをマッサージするイメージで、ゆらゆら揺らします。

(さっきの枕が心地よいので、手放せない様子)

 

身体によいことって一つではないんですよね。

いろいろありますので、私の知ってることは何でもお伝えしたいんですよ!

 

 

ではいよいよ、本題の温熱療法をお伝えしますね。

この手ぬぐい、ご覧になってください。

温熱療法の手当の順が示されているんです。

コテにクルっと巻いて、熱すぎないように使用したり、使い勝手がいいんです。

 

コテを中温に設定します。

最初は、ここ、胸腺。

聞きなれない言葉かしら?免疫系を司る大事な部分なんです。

ここをゆっくりじんわり温めてみましょう。

皆さんにわかりやすいように、参加者さんに横になっていただき、

見本になってもらいますね。

 

まずは、コテで温めて、その熱をじんわり手で摩るようにします。

次は肝臓。

右の肋骨のあたりですね。  へぇ~肝臓ってこんな場所にあるんですね。

細かい部位は多少ずれていても大丈夫。

気持ちよいな~という場所を、ゆったりと温めてくださいね。

自分でやるときは、こんな感じ。

 

つぎは小腸。骨盤に囲まれた部分を、気持ちよく温めてくださいね。

次は脾臓。ここは温度を感じにくい臓器ですので、「高温」にして、

ピリッと熱を届けてくださいね~

次は、うつぶせにねてください

腎臓を温めます。肋骨の下部の左右にありますよ

次は仙骨

じんわ~り温めてくださいね~

 

最後に足の裏。

ご自分でなさる場合は、こんな感じですね

 

気持ちいいな~という場所を、ゆるゆると温めてくださいね。

心地よいことが一番!

 

 

講座終了後は、職員さん手作りのケーキとお茶をいただきました。

こんな笑顔で、毎日をすごしたいものですね