【2018開催レポ】66.にっしんガスワールド2018

2018年11月23日(金)、日進市民会館展示ホールで「ガス」をメインにした体験型実験ショーが行われました

案内人は、愛知製作所柴田麻実さん

実験協力は大陽日酸鈴木公味子さん

 

みなさん「ガス」と聞くと何をイメージしますか?

都市ガスやプロパンガスはよく知られていますね

それ以外にも世の中にはいたるところに「ガス」があります

そう、私たちが今吸ったり吐いたりしている空気も「ガス」です

今日は生活に欠かせない「ガス」について、実験しながら楽しくお勉強していきましょう

 

【実験1 酸素って何色?】

酸素を入れた風船を液体窒素の中で冷やすと、酸素が液体化します

ブクブクブク・・・

液体窒素は-210℃から-196℃ととっても冷たい液体です

後でそのチカラを見せつける実験も行いますのでご期待ください

さて、冷やされた酸素はどうなったでしょうか・・・

じゃーん!

分かりますか?下の方に青い液体がたまっているの

これが酸素の色なんですよ

青い地球の正体です!

 

【実験2 ガスの重さくらべ】

ここでクイズです

1.このお部屋の空気(黄緑)
2.酸素(水色)
3.ヘリウム(ピンク)

この三つのうち一番軽いガスはどれでしょう

せーので風船から手を放します

答えはヘリウム(ピンク)でした!

みんなあってたかな~

ちなみに空気と酸素では酸素のほうが重いです

 

【実験3 落ちないシャボン玉】

ケーキの保冷剤としても使われるドライアイス

実はこれも二酸化炭素というガスからできています

そこにシャボン玉を吹きかけます

シャボン玉が下に落ちることなくふわふわと浮いています

ドライアイスが気化した二酸化炭素ガスが下にたまり、シャボン玉を押し上げることからこうなります

 

【実験4 液体窒素-196℃の世界】

いよいよメインイベント、液体窒素の実験です

まず手始めにぬれたタオルを入れてみます

「美空ひばりさんが登場しそうですね」という柴田さんの渾身のギャグに笑ったのはもちろん大人たち(笑)

上にあげても垂れ下がったりしてません

見事にカチコチです!

 

続いてはちょっとした手品を・・・

こちらにございますのは穴の開いた板と鉄球です

板の穴に鉄球を通そうとしますが・・・

通りません(引っかかっています)

そこで、鉄球を液体窒素に沈めて…3・2・1

なんと!通ってしまいました!

金属はあたためられると膨張し、冷やされると縮む性質があります

それをうまく利用したマジックでした

 

温度によって大きくなったり小さくなったりするのは金属だけではありません

ふくらませた長い風船を液体窒素の中に入れると

↓↓↓

手元の部分がすぼんできていますね

空気も冷やされると小さくなってしまうみたいです

液体窒素から出すとまたもとのように膨らんできます

 

【番外編】

子どもたちが実験を楽しんでいる間、大人の方は足浴でリラックス

液体窒素じゃないですよ(笑)炭酸泉です!

血行が促され、全身ぽかぽかになります

 

さて、【液体窒素】に戻ります(笑)

今度は全員参加のお花をつかった実験です

ポコポコと音を立ててまるでてんぷらを揚げているみたい?

凍った花を手で握ります

あっという間にパラパラと壊れてしまいます

ちょっとかわいそう?

おっかなびっくりの子も

シャリシャリ~

シャリシャリ~

もういっちょシャリシャリ~

小気味よい音と触感と冷たさに思わず笑顔に♪

 

最後は液体窒素と言えばこの実験!

なにが凍ってるか分かりますか?

黄色っぽいものが見えてますね

そう!バナナです!

そして、凍らせたバナナでやることと言えば…

ってあれ?逆だよ~(笑)

まさかバナナをトンカチにするなんて思わないよね~

そうそうその調子!

 

「液体窒素はどこで買えますか?」「いくらくらいしますか?」という質問が飛び出すほど、みんなこの実験が気に入ったようです

が、液体窒素は市販されていないので残念ながら家ではやれないの

もし来年もこのプログラムがあったら、またおいでね♫

 

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■株式会社愛知製作所(柴田さんのいる会社)
http://www.aichi-seisakusyo.jp/

■大陽日酸株式会社(鈴木さんのいる会社)
https://www.tn-sanso.co.jp/jp/index.html