【2022年開催】60.「書道」基本のキ&誰かに伝えたいコトバ

2022年11月15日(火曜)

場所:日進生涯学習プラザ 学習室1

案内人:松本静鳳さん

 

 

「字の綺麗は七難隠す」

昔の人は良いこと言うな~とつくづく思うことがあります。

 

美しい字を見ると、「どんな方が書いたのだろう?」と想いをめぐらすこと、ありませんか?

こんな張り紙に誘われ、ドアを開けてみると、ふわっと墨の香りがしました。

 

 

今日の参加者さんは、どなたも書道経験者。

過去に習った経験はあるものの、日常の忙しさに紛れ、

書道を嗜みたい、と願いつつも、

月日が経ってしまったという参加者さん。

 

今回、単発で書道を学ぶことができるということで、

こちらの講座に申し込まれたそうです。

 

 

 

最初に、昔の勘を取り戻すため、筆の操作を学ぶため、クルクルと円を描いたりもします。

次は、先生の書いてくださったお手本を見て、楷書を学びます。

 

松本先生の方針として、お手本は必ず目の前で書いて差し上げるのだそうです。

 

筆を持ったことのある方なら、お分かりになると思いますが、

習字って、一定のスピードでは書きませんよね?

 

トン、と筆を下ろし、

スッーっと、筆を運び、

クッと留めて、

ググっと跳ねる!

 

その様子を感じてほしいとの思いで、

必ず目の前で書いて差し上げるのだそうです。

 

ある方に、「素敵な硯ですね」と質問したところ、

「はい、これは祖父の硯です」と教えてくださいました。

 

おじいさまの硯、きっとものすごく喜んでいるのではないかしら?

 

 

筆文字、と一言で言い表せないほど、豊かな表現がありますね。

にじみ、かすれ、墨の濃淡・・・

先生も、そして、参加者さんも、黙々と、でも、何かほとばしるエネルギーを保ちながら、

筆を進めていらっしゃいました。

 

 

先生の書き姿がとても美しかったです。

松本先生は、こちらの生涯学習プラザでも講座を持っていらっしゃいますので、

私も習ってみたい、という方は、ぜひ、下記から探してみて下さいね!

 

日進生涯学習プラザの講座の案内はこちら