開催日:10月27日(土)13:00~16:00
場所:日進市北部福祉会館多目的ホール
案内人:NPO法人Earth as Mother
『カレーライスを一から作る』
そのタイトルの通りこの映画は、一杯のカレーライスが出来上がるまでの過程を追ったドキュメンタリー映画です。
映画の舞台は、武蔵野美術大学の関野吉晴さんが行った課外ゼミ。
野菜や米・肉はもちろん、スパイスや塩、器やスプーンまでもすべて自分たちで一から作るというもの。
カレー作りを通して「食べること」「生きること」という人間にとって一番大切なことを見つめ直す映画です。
映画が始まる前に、「今日終わる時にどのような気づきや学びがあったら最高ですか?」という質問に答えるワークがありました。
今日参加した目的や、映画に期待することなどを話し合いました。
いよいよ映画がスタート!
学生達が悩みながらも一生懸命カレーをつくるために奮闘する姿が印象的でした。
映画の終盤では、飼っていた鳥を絞めるシーンも。
その生々しい様子に思わず目をつぶってしまうほどでした。
映画上映後は、映画の内容を踏まえたワークショップが行われました。
ドキュメンタリー映画は話の途中でプツッと終わることが多く、その結末について観た人が考えることで考えが深まるのだそうです。
「映画を観た感想は?」
「食にどのように向き合いますか?」
「あなたの命をどう生かしていきますか?」
この3つの質問に順に答えていきました。
参加者の方からはこのような声が聞かれました。
−カレーライスができるのに9ヶ月もかかると思わなかった。
−丁寧に作られたものに対してはきちんと対価を支払おうと思う。
−調和や循環を大切にしたい。
−マクロビオティックがいいと言う人の気持ちもわかった。
−食べ物に対して感謝する気持ちを持たないといけない。
普段何気なくスーパーで買い物をしている私たちですが、その食材がどこからきて、そこにあるのか。
生きること、命について、普段の生活では忘れてしまっている大事なものを思い出させてくれる映画でした。
またこの日は、映画上映と同じ北部福祉会館にて40.「ニッシーをつくろう」も開催されていました。子ども達が粘土細工のニッシーづくりに奮闘していました。