【2018開催レポ】81.聞いて得する「相続と争族」はじめの一歩講座

開催日:2018年10月20日(土) 15:00~17:00

場所:あい工房

案内人:酒井太輔さん(つむぐ相続法務事務所)

安田修さん(株式会社Eight)

石田千鶴さん(株式会社コーキ)

 

「相続」って言う言葉を聞いて どんなイメージを皆さん お持ちでしょうか?

何だか 言葉からして難しそう。堅そう。まだまだ 自分には関係ないし~と言うのが正直な所でしたが でも誰もが通らなくてはならない道。知らないで済ませてしまっては どうも得な事は無さそう。「はじめの一歩講座」と言う事で ハードルを下げてのレクチャーをしに 法律 特に「相続」のスペシャリストの3人がチームを組んで 講座を開いて下さいました。

本日は10名の方が参加されましたが ご夫婦 親子と様々 「何か」を掴みたくて 知りたくて まずは「はじめの一歩」を踏み出そうとされた様です。

まずはトップバッター 相続鑑定士 宅地建物取引士であり 不動産業を営まれている石田さんです。

本日の概要を簡単に紹介しながら レクチャーの始まり~♫

皆さん スタート早々 握るペンを走らせていらっしゃいました。

我が家は大丈夫。兄弟の仲も良いから 相続で争う まさに「争族」になるなんて 考えられない。

でも 実際 目の前にお金が有って それに手を伸ばさないでいられる人って どれだけいるのでしょうか?

貰って困る物でもないし、ないより有った方が良いに決まってます。だから「モメル」元にもなるのですね。

 

 

「少子高齢化」の影響で 争う件数が増えているそうです。

 

財産が沢山ある家が争う事が多いのかと思ったら 大間違い。

資産5000万以下の家が一番 骨肉の・・争いが多い事にびっくり。

5000万って とっても多いかと思ってましたが 不動産 預貯金 車 生命保険等々を全部合わせると あっという間にその位の金額になるとの事にまたまたびっくり。

 

 

次にバトンを受けたのは 相続鑑定士 信託アドバイザーの安田さん。日々 沢山の相談を受け 事例を紹介されながら 「円満相続」を実際に行う手順を解りやすく説明して下さいました。

皆さんには シートが配られ 実際にご自分の相続人を書き込み 視覚化してみる事を勧められました。

分割しやすい物と不動産など 分けれない物がありますよね。

 

遺言書 「ある」のと「ない」では 手続きの複雑化 争いの可能性の高さが全く違います。

亡くなった後 10か月以内に手続きを終えないと 高い延滞料金を払う事になるそうなので モメている時間 もったいないと思いませんか?

 

 

   

 

皆さん 真剣な面持ちで 一語一句もらすまいと 耳と目と手を動かします。

 

最後は 司法書士 行政書士の酒井さん。

実はご自分も今まで4回もの 相続を経験され とても悔いの残るもの その反対にとても心温まる経験もされたとの事。

プロフェッショナルでも ムズカシイものなんですね。

主に認知症を患われた方の相続について 詳しくお話して下さいました。

 

認知症の数って どのくらいだか お解かりでしょうか?

 

 

何と520万人。2030年には830万人にのぼり、ご夫婦のご両親4人のうち1人の割合だそうです。

認知症になってしまうと 相続手続きが完全にストップしてしまいます。

どんなに同居されている信頼のおけるお子さんでも 印鑑を押して進める事は出来ないのです。(双方の合意があって成立するものなので)

ですからご両親の為に使うお金(例えば 施設に入居金など)も出すことが出来ません。

 

 

    

 

そこで登場するのが最近 クローズアップされている「家族信託」というもの。

生前贈与ですと高い税金がとられますが この方法をとると 名義のみを移しておけるので 資産を動かすことができるとの事です。

 

どなたも初めての経験で不安があるでしょうけれど まず 「はじめの一歩」は 今のそれぞれのご家庭の「現状把握」を知り その上で信頼を置ける専門家に相談をして 「具体策」を知り 行動に移す。

お若い酒井さんですが 何ともう「遺言書」を書かれてあるそうです。

早過ぎる事はないのですね。

終活とか 遺言と言う言葉は 人生の終わりに向けての物悲しい作業と言うイメージがあるかと思いますが 「前向きに安心して長生きするための対策」と考えて下さいと。

 

下の言葉は ご自身がおばあ様の相続に携わり 最期にかけられた温かいメッセージだったそうです。

 

自分が亡くなった後で 身内が争ってしまい 果てには絶縁なんて事になったら 悲しいですよね。

それには 準備が必要なんですね。

聞いただけで 終わってしまわないで 行動に移して下さいね。と言われていたので 早速 私も両親に今日の話を伝えに行くことにしました。

 

相続とは 「譲り渡す人と譲り受ける人の気持ちが一致して そこに温かいものが流れる事」と言うお話が印象に残りました。

 

終わってから個別にご相談できる配慮があり 膝付き合わせて ご相談されていました。

 

とにかく 3人の方のお話が的確で、テンポが良く、とても解りやすい。

2時間と言う時間があっという間で 「正直 もう終わっちゃったの? もっと聞いていたいな」と言う感想を持ちました。

 

参加された方に感想をお聞きしたら 大変 参考になり 新たな発見の数々に早速 行動を起こそうと思います。

自分でネットで調べるには限界があるので やっぱり専門家の話を聞けて良かった。などなど 嬉しい言葉を聞く事が出来ました。

 

とても内容が濃く ほんの一部しかご紹介できませんでしたが とっても気さくで信頼を置ける専門家の方々との印象を持ちました。

 

11月24日(土)にも もう一度 はじめの一歩講座があります。まだ 今ならお席があるそうですので 是非是非 お出かけ下さい!!

絶対に 「聞けて良かった!!!」と思われる事 保証しますよ(^v^)

 

つむぐ相続法務事務所 酒井 太輔
司法書士・行政書士
年間70件以上の相続に関与。
相続・事業承継コンサルタントとして活動しています。

つむぐ相続法務事務所さんのHP

 

 

株式会社Eight 安田 修
相続鑑定士/信託アドバイザー
相続は「想いをカタチ」にしておくことが大切。
様々な観点からサポートさせていただきます。

https://www.facebook.com/888office/

 

株式会社コーキ 石田 千鶴
宅地建物取引士/相続鑑定士
相続問題には不動産の知識が必須です。
女性目線でアドバイス致します。

株式会社コーキのHP