【2018開催レポ】3. コメ・米・暮ラス part3 ~米と発酵いろいろ~

開催日:2018年10月5日(木) 18:00~20:00

場所:あんこ椿

案内人:眞柄文子さん

 

 

秋の入り口に差し掛かり 18時となるともう外は薄暗く 歩く人の数もぐっと減って来る時間。

 

 

しかし ここ「あんこ椿」には ワクワク感を隠し切れない様子の方々 10名が集まられました。

一番乗りの方は 東郷から日進に住むお友達からの誘いで 「発酵食」と言うこの魅惑的な言葉に 即OKとの返事をされたとの事。

席に着くなり 一つのテーブルを囲んで 「発酵食」の纏わるエピソードを語り合っていました。

私はお味噌とヨーグルトと塩麹を作っていますが 皆さん そんなレベルではありません。

「ワイン」「豆乳ヨーグルト」「納豆」乳酸菌を作ってしまうと言う方までも・・

 

 

 

始めにJAあいちの「お米の専門家」の方から 「この地区のお米」のお話を聞きました。

 

 

 

 

ここ日進ではどのようなお米が作られ 売られているか?

何と言っても一番気になる所は 「農薬」がどのくらい使われているか?ではないでしょうか。

最低使用回数 12成分しか使ってないそうで、それも穂が出てからは全く使わないそうです。

農薬(除草剤)と虫との戦いには 全く使わないと言う事は不可能だそうです。(個人で狭い作地でやる人は別だそうですが)

そしてJA農協の隣に高くそびえ立つ「カントリーエレベーター」と「ライスセンター」が、ご存知の方も多いと思いますが ここでお米を乾燥し、低温でしっかり管理されているのです。

 

こちらがもみ殻付きのお米から 白米になるまでの様子です。

 

そして今日 一番驚いた事が。。お米は 20度以上で「必ず 虫がわく」そうです。

今年の猛暑に 我が家の保管場所は 間違いなく 40度近くなっていました。

現在 我が家が食べているのは 猛暑を潜り抜けて来た ツワモノでした。

冬以外は 必ず 「冷蔵庫に入れて下さい」と言うお言葉が。

安いからと多めに買って保管。と言う法則は今日限りに止めます。

 

そして今日の主役! こちらのオーナーさんでもあり 日進で唯一 濁酒を自ら作られ 販売されている 真柄さんです。

最初は 天然酵母のパンを作り始め それに合うものは やっぱりワイン。葡萄を育てる所から始まり ついにワインまで作られることになったとの事。

 

「菌」と言うと どちらかと言うと 「ばい菌」等 ネガティブワードになっていますが 自然に出来る微生物 菌は決して遠ざける物ではなく 共存して 上手に身体に取り入れる事は素晴らしいと。

そこから 発酵食品を次々 生み出し こちらのお店でも出されているそうです。

 

そして 今日の参加者に出して下さったのがこちらの「発酵食品に寄る フルコース」

 

「本日ふるまわれたメニュー」

 

ごはん(勿論 日進のあいちのかおり)

鶏むね肉の塩麹蒸し

鮭の粕漬け

きゅうりの簡単べったら漬けと糠漬け

ご飯入りお好み焼き

しば漬け

ゆで卵の塩麹漬け

さんまのかば焼き

味噌汁

濁酒のシフォンケーキ

 

皆さん 「美味し~い。作り方を教えて下さ~い」と連呼! 真柄さんは皆さんの所を廻りながら大忙し。

一つ一つの味が深くて 一つとして同じ味がなく 私にとっての「美味しい」の定義がちょっと変わりました。

どれだけ手と心をかけているのでしょう。想像も出来ませんが 本当にご馳走様でした。

 

 

真柄さんの第一印象は 肌がピカっピカに光っていて エネルギーが暗いライトの下でも弾けているのが解りました。

それは この食にあるのだ!確信しました。

参加者の方が 「腸内細菌がその人を作る」と言われていましたが、なーるほど!!

腸内環境を良くするには 「発酵食品」が欠かせませんね。

こんな所に「和食」が世界遺産にも選ばれた理由なのかもしれないと思いました。

 

 

これからの夢は何ですか?とお聞きしたら 「このお店をもっと沢山の人に知って貰いたい。そして お酒を始め 色々な発酵食品を手作りして 種類を増やしていきたい」との事でした。

そしてこの場が皆さんが気軽に集って、仲間作りや語り合う場所になってくれたら嬉しいとおっしゃられていました。

 

是非 ほっこりしに一度 覗きに来て下さいね。

ここでしか食べられない「日進焼きそば」を始め 全て手作りの他では味わえない物が沢山ありますよ。

 

あんこ椿

〒470-0122 愛知県 日進市 蟹甲町池下201-3

日進市蟹甲町池下201-3

駐車場: 有

市役所の駐車場をご利用ください。

 

あんこ椿とは